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1510clippy審美性・機能性の高い矯正装置による治療システム
矯正装置は目立つ印象があるかもしれません。しかし、さまざまな医療技術や素材が開発されている今日、目立ちにくい矯正装置や機能性の高い(ローフォース・ローフリクション)装置の選択も可能です。こちらでは審美性の高いブラケット(セラミックブラケット)と機能性の高いブラケット(セルフライゲーティングブラケット)をご紹介します。
審美性の高いブラケット
クリアティブラケット(3M クリアティ アドバンス セラミック ブラケットとAPC Flash-Freeアプライアンス システム)
高い審美性とロープロファイルと強度の両立
クリアティブラケットは、きめ細かいセラミック素材で作られているため、素材の強度が増すだけでなく、デザインのフレキシビリティが向上するとともに、口腔内で着色しにくく、治療中もセラミックの美しさが保持される高い審美性と強度を兼ね備えたロープロファイルブラケットです。
なめらかな表面と丸みを帯びたデザインとロープロファイル設計は口腔内での刺激と咬合干渉を軽減します。また、ボンディングベース(接着)面に施された形状により、ブラケットの近遠心を圧縮することでディボンディング(装置の撤去)が容易に行えます。
シンプルかつ効率的なブラケット(装置)の装着
ブラケット(装置)の装着に際しては、ブラケットベース(接着面)に液状の接着材を染み込ませた不織布ファイバーを貼付したクリアティブラケットを用いる3M APC Flash-Freeアプライアンス システムを採用しており、余剰接着材の除去、そして接着材の塗布も不要となります。
従来のタイプの接着材でのブラケットの装着では余剰な接着剤の除去が必要となり、ブラケットと歯面の間にギャップが残ってしまい、その部分に食渣(食べかす)が溜まったり、プラーク(歯垢)の形成の元となりえます。
アプライアンス システムを採用したブラケットでは、装着の際にブラケットと歯面の間に均等な量の接着材が入っているため、ブラケットと歯面の間にギャップを作らないので、カリエスリスクを減少させるとともに装置が脱落するリスクが低くなります。
機能性の高いブラケット(セルフライゲーティングブラケット)
クリアティ ウルトラ セルフライゲーティング ブラケット
クリアティウルトラ セルフライゲーティングブラケットは多結晶セラミックを使用しているため、高い強度と審美性を有する半透明で着色しにくいブラケット(装置)です。また、ロープロファイルなデザイン形状により、装着時の不快感の軽減を図っています。
さらに、APC Flash-Freeアプライアンス システムを採用しており、シンプルで正確なポジショニングにより、短時間で適切なブラケット(装置)装着が可能です。ブラケット装着の際に接着材の除去が不要なため、ブラケットと歯面の間にギャップを作らず、カリエスリスクを減少させるとともにブラケットが脱落するリスクが低くなります。
TOMY クリッピーCブラケット
クリッピーCはセルフライゲーティングブラケットの1つであり、従来のブラケットと比べてワイヤーとブラケットの摩擦抵抗が少なく設計されていて、歯が動きやすく、矯正治療中の痛みも軽減されるといわれています。セルフライゲーションブラケットとは、従来のブラケットのようにワイヤーとブラケットを、ゴムや結紮線(細い金属線)で固定しないで治療を行えるのが特徴です。ワイヤーとブラケットを固定するのに結紮線やゴムを使用しないので、歯ミガキがしやすくなり清掃性にも優れたブラケットです。
開閉式のクリップ状のキャップでワイヤーを留めているため、ワイヤーとブラケットの間の摩擦抵抗を少なくなり、歯を移動させるのに必要な力が少なくて済みます(ローフリクション・ローフォース)。
治療のすべてのステージにおいて、ローフリクション・ローフォースが効率的な歯の移動を達成できるわけではありませんが、比較的弱い力で歯が移動できるようになり、治療期間の短縮につながる可能性が高くなります。また、ブラケットの摩擦抵抗が少なく歯の移動にかける力が弱いことで矯正治療中の痛みがやや軽減するいわれています。
審美性・機能性の高い矯正装置のQ&A
- 歯並びはきれいにしたいですが、治療していることを気づかれたくありません。方法を教えてください。
- 「矯正歯科治療」というとイメージするのは、金属製のブラケットを歯面に装着し、金属製のワイヤーを通すメタルブラケットだと思います。これは白い歯面の上にあるのでとても目立ちます。しかし、今ではさまざまな矯正歯科治療の素材が開発されており、目立ちにくい治療法の選択が可能です。上記の審美性の高いブラケットとホワイトコーティングされたワイヤーもその一つです。お気軽にご相談ください。
- 矯正歯科治療は痛みますか?
- 歯に強い力をかけると痛みを感じやすいですが、持続的な弱い力で治療をすると痛みの軽減につながります。痛みの感覚は一人ひとり異なりますので、「まったく痛みを感じない」という治療は難しいですが、セルフライゲーティングブラケットやNiTiワイヤーのような形状記憶合金ワイヤーといった痛みをできるだけ小さく抑えるさまざまな矯正歯科材料がありますので、お気軽にご相談ください。
こんな方におすすめ
- 審美性・機能性の高い矯正歯科治療がしたい
- 痛みをできるだけ小さくしたい
- 少しでも治療期間が短いほうがいい など