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10歳のこどもです。指しゃぶりのクセが直りません。
指しゃぶりのクセは、歯並びや咬み合わせによくありません。
4歳ぐらいまでは、どのお子さんにもみられる行動ですし、まだ永久歯は生えていませんので、さほど問題になりません。しかし、前歯の永久歯が生えかわっている10歳という年齢では、上下の前歯に隙間が空いてしまう(開咬)状態、いわゆる出っ歯と呼ばれる上の前歯が大きく出てしまう状態(上顎前突)など不正咬合の原因となります。
10歳ごろになっても、まだ指しゃぶりをしているようであれば、どうして指しゃぶりが良くないかを、お子さんによく言い聞かせて、そのクセをなおしていただきたいと思います。
しかし学校に既に入っているような年齢では、なかなか指しゃぶりのクセをやめさせることが大変かも知れません。ご本人の精神面に配慮しながら、絵を描くことや、お子さんの喜びそうな手を使う工作、例えばプラモデル作りなどを通じて、なるべく指を口にもっていかせないようなことも、ひとつの方法でしょう。また、矯正歯科を受診してみることも、もうひとつの方法です。矯正歯科医から指しゃぶりの治し方もアドバイスをもらえると思います。
指しゃぶりについて、詳しくはこちらいつも口を、ポカンと開けています。どうも、口で息をしているようです。
やめさせた方がいいですか?
口をいつも開けて長い間、息をしていること(口呼吸)は、口の中や喉が乾燥してしまうために風邪もひきやすく、唾液が少なくなり、虫歯や歯肉の病気を引き起こします場合があります。
また、顎の発育にも良くない影響を与え、歯並びにも影響をもたらします。
口呼吸かな?と思ったら…
耳鼻咽喉科を受診口呼吸の原因が、アレルギー性鼻炎やアデノイドなどが原因の鼻づまりの場合、原因となる炎症を早期に治療すれば、口呼吸がなおることがあります。
鼻呼吸に慣れていく出っ歯が原因で口を開けている場合、矯正歯科治療で歯並び・咬み合わせを治療すれば、自然に口が閉じられるケースがあります。
口呼吸について、詳しくはこちら小学校のこどもが出っ歯で、いじめられています。
矯正歯科治療は、見た目や咬み合わせの改善はもちろんですが、ご本人のコンプレックスを解消することも大きな目的のひとつです。
出っ歯は、程度の問題というところがありますので、矯正歯科治療を受けるべきか悩むところだと思いますが、お子さんが出っ歯であることで悩まれているようでしたら、一度、矯正歯科医にご相談されてはいかがでしょうか。
同時に、お子さん自身まで見た目にとらわれすぎないように、内面を磨く大切さについて、お話しされるよい機会だと思います。
いつも舌を前歯に挟んでいます。大丈夫でしょうか?
舌のクセは歯並びに悪影響を及ぼします。前歯のあいだが開いていませんか?
舌を前歯に挟むクセの場合、開咬(奥歯を咬みしめたときに前歯や横の歯が咬み合わない)が起こる可能性が高いと思います。また、出っ歯になる可能性も高く、口元が出た印象の顔立ちになることも心配です。
矯正歯科医を受診のうえ、舌のトレーニング法などを試されることをおすすめします。
舌のトレーニング法(MFT)とは
舌やお口のまわりの筋力をつけ、正しい舌の動かし方や飲みこみ方をトレーニングによって習慣づけることによって、舌のクセを治し、歯並びへの悪影響を防止する訓練方法です。
実際のトレーニング方法
こどもがよく頬づえをついて、長時間テレビを見ています。
あごに悪い影響がありますか?
偏った姿勢は、口が開きにくい、顎関節が痛いといった顎関節症の原因のひとつと考えられています。症状が出る前に、顎関節に悪いクセを直すよう、指導していきましょう。
顎関節症にならないために気をつけたいクセ
頬づえなどのクセは、顎関節によくありません
このほかにも、顎関節を冷やさないようにすること、勉強などで長時間の緊張をあたえないような心理的な配慮、また適度の運動なども、顎関節によいとされています。