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舌を出す(舌癖)
- 1.幼児期より指しゃぶりを長く続けた
- 2.乳歯から永久歯への歯の生え変わりの間に歯がない状態が長く続いた
- 3.咽頭扁桃の肥大や鼻閉があり、口呼吸をしている
- 4.舌小帯が短い
舌を出す癖(舌癖)とは、無意識のうちに不必要な位置や方向に習慣的に運動させたり、前歯の前に出す癖で、リラックスしている時に口をぽかんと開け、上下の前歯の間に舌が飛び出していたり、唾を飲み込むときに舌を突き出し、常に歯に押し付けているような習癖をいいます。
本来、舌の正しい位置は、舌先が上顎前歯の付け根あたりにあるスポットと呼ばれる丸いふくらみに触れ、全体が上顎にくっついている状態です。
舌癖があると、舌がいつも全体的に下がり、上顎の歯と下顎の歯の間あたりに押し付けるようになります。唾を飲み込んだ時に、舌の先がスポットから離れてしまう人は舌癖があると考えられます。
舌癖が及ぼす悪影響
人は1日に1500回も無意識に飲み込む動作をしていますが、舌癖のある人は飲み込むたびに舌で歯を強く押しているため、結果として歯と歯の間にすき間があいたり、上下の歯が咬み合わなったり、前歯の萌出や歯槽骨の垂直的な発育を妨げたりすることもあります。
また、話すときもその隙間に舌が入るため、サ行、タ行、ナ行、ラ行などが舌足らずな発音になることもあります。
舌癖の原因
舌癖の原因は、
などがあげられます。
舌癖の改善法
舌癖を治すには、その特徴である舌を前に出すことと、口腔周囲筋の筋力が弱いことを改善する必要があります。
これらを改善するために、MFTと呼ばれる舌の運動や正しい飲み込み方の訓練を行います。
そのほか、口腔周囲筋(口輪筋など)を鍛えるための器具もありますので、これを併用することもあります。
あるいは、タングクリブやタングトレーニングプレート(TTP)といった矯正装置を装着し、舌が前に出ないような状態にします。
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